松坂桃李主演【視覚探偵日暮旅人】6話の詳細ネタバレ&感想!旅人は事件の黒幕、真相に近づけるのか?危険ドラッグ「ロスト」の現在は?灯衣(てい)の母親は?
松坂桃李さん出演【視覚探偵 日暮旅人】第6話が2017年2月26日放送!第6話のあらすじ紹介、ネタバレ感想はこちらからどうぞ。
第6話で旅人は自身の誘拐監禁犯,黒幕に迫られるのか!どこまで真実に近づけるのか?危険ドラッグ「ロスト」と旅人の関係は?早速みていきましょう!
Contents
松坂桃李主演【視覚探偵日暮旅人】第6話・事件の黒幕,真実追及編あらすじ紹介!

20年前に両親を殺害し、5歳だった自分を「ロスト」と呼ばれるドラッグの実験台にした犯人を突き止めるため、旅人(松坂桃李)は当時事件に加担した一人である刑事の白石(吹越満)を脅迫する。しかし、帰りがけに探し物探偵事務所の一階に入っているキャバクラ「全治3か月」の新人ホステス・ハルカ(ともさかりえ)の顔を偶然視た途端、旅人はなぜか意識を失ってしまうのだった。
一方、雪路(濱田岳)は、ドラッグの密売ルートを探る刑事・増子(シシド・カフカ)から、旅人が幼少期に誘拐・監禁されたこと、旅人の父・日暮英一が雪路の父で政治家の雪路照之(伊武雅刀)の秘書をしていたことを聞かされ、今まで旅人が正体を隠したまま自分に近づいていたことにショックを受けていた。
その頃、気を失っていた旅人が運び込まれたキャバクラ「全治3か月」で目を覚ますと、店の縄張りを巡って鳥羽組のヤクザ・今林(池田鉄洋)と客として来店していた権藤会の間で抗争が起き、店内は騒然としていた。権藤会の会長・権藤博(永島敏行)が発砲し、皆が散り散りに隠れる中、ハルカと同じ物陰に隠れた旅人は店内の状況を気にしつつも、なぜかイライラと貧乏ゆすりをするハルカの様子を注意して窺っていた……。そんな中、たまたま来店していた増子の相棒・土井刑事(和田聰宏)が入り口に立ち塞がり、対立するヤクザ2組と警察の間で複雑な状況に。
時を同じくして雪路と増子は、生前旅人の父とも親交の深かったジャーナリスト・山田快正の娘である一恵の元を訪ねる。政財界のあらゆる巨悪を暴く情報が書いてあるという通称「山田手帳」の在り処を探ろうとする増子だったが、一恵の話から旅人が2年半も前に雪路の兄・勝彦(眞島秀和)の弟を装って一恵の元を訪ねていたことを知る。2年半前といえば旅人と雪路がまだ出会ってもいない頃……。旅人の過去が明らかになるにつれ、それまで固く結ばれたと思っていた旅人と雪路の絆は大きく揺らぎ始める……!そして、謎の女・ハルカの正体、追い込まれた白石の不穏な動き……旅人の計画を巡り、事態はさらに大きく動きだす!!
[voice icon=”http://futaba05.com/wp-content/uploads/2016/11/d668bdbac262071f97fe877865f7e520.png” name=”YUMIRU” type=”r fb”]事件に大きくかかわる人物が徐々に姿を現してきました!白石から聞き出した情報とは?ハルカの正体はまさかの…!?これまで絶対的だったユキジと旅人の関係が揺らぎ始める第6話![/chat]
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それでは【視覚探偵 日暮旅人】第6話のネタバレ見ていきましょう!
松坂桃李主演【視覚探偵日暮旅人】第6話・事件の黒幕,真実追及編ネタバレ全公開!
白石は花が添えられた道路脇に立っていた。
通りすがりのおばあさんに花を供えたのが誰か、旅人ではないか聞き出そうとしていたところに、旅人が現れる。
「白石さんですよね」
「日暮栄一の息子か」
「どうしてここへ?」
「所長に手紙を送ったのは君だね。山田手帳を持っているのか」
「どうしてここへ?…どうして、ここへ?」旅人は白石の問いには全く答えず、畳みかける。
「ここは、僕の両親が亡くなった事故現場です。いや、事故に見せかけて殺された現場ですよ」
白石は煙草に火をつけようとするが、なかなかつかない。
「駆け引きはやめよう。君が何を知りたいのか知らないが、私は何も知らないんだ。当時、私は下っ端だった。上に誰がいるのかわからずにやったことだ。でも、自分のしたことは謝る。5歳かそこらの君を誘拐して監禁して、ひどい話だよ。でも、もらったお金ももう持っていないし、脅されても…」
旅人が花束を握る手に力を入れ、震え始める。
「すいません、ちょっと黙っててもらえますか。うるさいです」
旅人は目薬を点し、白石の感情を読み取りながら話し出す。
「僕を監禁したことなんてどうでもいいですから、それより…誰が父と母を殺したのか教えてください」
「私じゃない」
「信じます。僕を監禁した人間がもう一人いましたよね」
「ドクターのことか。知らない。本名も聞いていない。そういう関係だ」
「信じます」
「なぜ信じる?」
「嘘ついたら、すぐみえますから。僕、みえるんですよ。味、におい、温度…」
「こんなにすぐに信じる人は初めてですよ」
「ロストだ。君はロストの実験台だった」
「僕がここに来るたび、何がみえているか教えましょうか・父と母の最期の瞬間の感情です。僕は、両親を殺した人間を許しません」
「よし、私ができるだけ調べてみよう」
「取引なんてしませんよ。でも、犯人を見つけるのと見つけられないのとでは、あなたとあなたの家族の将来はかなり違ったものになるでしょう」
「それは、脅迫か」
「ええ。初めてするんで、緊張しますね。でも…どうやら成功のようです」
旅人が事務所に戻ろうとすると、事務所と同じビルの1階に入っているコンセプトキャバクラ「全治三か月」の客引きをやっていた。
その中の「複雑骨折」キャラのホステス・ハルカを見て、旅人は何かを思い出し、意識を失い、倒れる。
増子は「旅人から何か話を聞いていないか」とユキジを追い回していた。
ロスト自体はもう売られていないが、それを製造していた組織は形を変えて強大な密売ルートを今でも握っている可能性がある、それを壊滅したいというのだ。
旅人の誘拐や両親の事故死に見せかけた殺害から見るに、薬がらみのトラブルに巻き込まれた可能性があると話す増子に「何の話だ?」とユキジ。
「知らないの?」と増子は、旅人が5歳の時誘拐されていて、ユキジの父親の秘書が旅人の父親だったことなどを伝えると、話の途中でユキジは取り乱す。
旅人は自分に何も話してくれていなかったのか、と。
亀吉と灯衣が帰宅するとそこには誰もいなかった。
旅人はキャバクラ「全治三ヵ月」で寝かされていた。
上の階に連れて行こうとすると、キャバクラに鳥羽組が乗り込んでくる。
オーナーはいるかと鳥羽組の今林が騒ぎ出す。そこに権藤会が偶然居合わせ、抗争に。
騒動に旅人は目を覚ます。権藤会会長の権藤が鳥羽組の小林に向けて発砲。
ユキジは例のごとく「現行犯逮捕」され、増子に連れられていた。
増子が父親とユキジの家の関係を隠していたことをおかしいと指摘。
「別におかしかねえよ!兄貴はおれの命の恩人だよ!」
旅人とどう出会ったのか聞かれ、振り返り、血まみれで道に倒れていた場面を回想するユキジ。
陽子ナレーション)何も知らないままでいた方が幸せなんじゃないかとその時、ユキジさんは思ったらしい。でも好奇心を押さえきれず、やり場のない思いを抱え込むことになるのだ…
鳥羽組と権藤会の抗争に巻き込まれ、次々と発砲されるキャバクラ内。
キャバクラに新人として入ったハルカを見て、震えていると旅人は指摘。
ハルカは「こんなところで死んでらんない」と言うが、旅人は「じゃあ僕があなたを守ります」と言う。
しかし、「こんな状況でくどこうとしないでよ」と一蹴されてしまう。
騒動が続く中、「ねえ、その人病院に連れてってあげなさいよ。人殺しになりたくないでしょ?」とハルカはみんなに話しかける。
権藤会も鳥羽組の人間を殺してはまずいと引き下がろうとするが、そこに一般人の客に変装していた刑事の土井が登場。
銃刀法違反で逮捕しようと乗り出すが、もめ事は続く。
ハルカは早く抜け出そうとしている。
「まかせてください。なんとかここから抜け出しましょう」と旅人はハルカに話しかける。
「なに?そんなに私のこと好きなの?」その言葉をよそに、目を使い始める旅人。
そのころ、事務所では亀吉がテレビを見ながら暇していた。
「かめ、ひま?手伝わせてあげるからおいで」と灯衣に話しかけられ、台所にむかう。
白石は過去、旅人を監禁していた現場に向かう。
「何の手がかりもない、あるのは残り物のロストだけ…」と苛立ちを隠せない。
家族から電話があり、遅くなるからご飯はいらない、と答える白石。
「落ち着け、昔なら簡単に乗り切れた山だ。まずは手帳を取り返す、そのあとで…」
途端に恐ろしい形相になる白石…
一方、キャバクラでは…
「ねえ、私たち関係ないんだから解放しなさいよ~」とハルカ。
ホステスのジュンは物おじせずにヤクザ同士協力してここから抜け出さないか提案するが、状況は変わらない。
目を使ってみると、ホステスのジュンだけ赤系の感情、権藤会の2人は青系の感情が見えた。
その3人を見て、急に「そちらの方たち、お名前をうかがってもいいですか?」と言い出す旅人。
増子刑事に連れられ、ユキジは山田手帳の持ち主だった「ヤマダカイセイ」の娘のマンションに到着。
キャバクラでは名前なんて教えられるか、と権藤会の2人が騒いでいたが、旅人は「そちらの娘さんだけでもダメですかね?」と聞き、権藤会の2人は驚く。なぜ親子だとわかったのかと。
旅人は「親子の絆」が見えたと話す。娘の前で捕まるより逃げた方がいいのでは?と提案。
父と兄だと話す権藤会の2人。
「立派な極道の妻になるには夜の世界も知っておかなきゃな」といいつつ、権藤会の会長は勤務初日から娘が心配になり、見に来てしまったのだ。
山田手帳の持ち主であったカイセイの娘、山田一恵に話を聞こうとユキジと増子はマンションへ。
挨拶をしようと増子が口を開くと、かぶせるようにして一恵が話し出す。
「本題からどうぞ、今までもざっと100人は尋ねてきました。警察、やくざ風の方、ジャーナリストを名乗る方…ですので、何を聞かれるのかも想像がつきます」
「ではお父様の…」と増子が言いかけたところでまた一恵がかぶせて話し出す。
「手帳のある場所ですよね?知りません。知りませんと言っても皆さん納得はしてくれませんが。わたしにとっては、父の遺品の一つです。私の方が知りたいです」
「では質問を変えましょう。先ほど100人ほど訪ねてきたとおっしゃいましたが、その中でも特に覚えてらっしゃる人はいますか。たとえば、ユキジカツヒコ、とか」
「どうしてその名前を?」と聞く一恵に、驚くユキジ。ユキジはカツヒコの弟だと一恵に説明する増子。
一恵はカツヒコが訪ねてきたのはもう10年以上前だと話す。
増子は一恵の父親のことを調べたという。
脅迫の材料にされないよう、交友関係も極端に絞っており、日暮エイイチと当時まだ高校生だったユキジカツヒコに限られていたという。
一恵はカツヒコをよく覚えているという。手帳の在処を聴いてこなかった唯一の人だと。
生前の一恵の父親の人となりだけを聞いて帰っていったカツヒコの様子をみて、一恵はあとからカツヒコが手帳を持っているのではないか、と思い当たったという。
増子はカツヒコが自ら命を絶っていると一恵に説明。カツヒコが生きていることを知るユキジは複雑な表情になる。
「ただ、今の話は二年ほど前にもう一人の弟さんが来られた際にしています」
この言葉にユキジは固まる。増子がどんな人だったのか尋ねる。
「妙な人でした。カツヒコさんのことを知っているのか聞かれました。父の遺品を何でもいいからひとつ見せてくれと言われて、気味が悪くて、時計をみせて帰ってもらいました。目が悪いのか、やたらと目薬をさしていました」
「悔しさが、みえますね」と、回想シーンで旅人が話す。
ユキジは愕然とし、2年半前にその男が来たことだけを再確認しマンションを出る。
ユキジが旅人と出会ったのは2年前、でもそれより前に旅人はカツヒコのことを探っていた。
「どういうことだ…」と呟くユキジに、増子は「こっちがききたいよ」と返す。
キャバクラではジュンが鳥羽組の今林とデキていることを知り、権藤会会長はキレる。
鳥羽組の男と別れないと死ぬ、と会長は騒ぎ出す。
「あのさぁ、親が子供を大事に思うのなんて、当たり前のことだから。そんなことで威張らないで」とハルカが出てくる。
旅人は「落ち着いてください。ここは、愛情の大きさで決めましょう」と目薬を点す。
父親としての愛情は素晴らしいが、今林の愛情の方が大きく見える、と言う。
会長の愛情は愛情よりもプライドの方が大きく見える、娘さんが愛されていることをもっと喜んでください、と話す。
旅人は自分の子供として、灯衣のことを話し出す。
灯衣は旅人が唯一味を覚えているというお菓子を食卓に並べる。
「私も毎日ママのこと考えるし。忘れたくなくても、少しずつ、ぼんやりしてくるんだよ。すごい怖いよ」
「負けんな、家庭複雑子ちゃん」亀吉は灯衣の頭をなでる。
「かめもね!」
旅人は「あの子は、僕が寂しい気持ちになった時、一緒に寂しがってくれる子です」と話す。
「イイ子だね」とハルカ。
会長は大事な娘を今の話を聞いてますます、鳥羽組の男には渡せない!と騒ぎ出す。
ジュンは「わからずや!!」とキレる。
カツヒコにユキジは電話をかける。
「約束したろ。もう連絡しないって」
「山田手帳を知ってるか?説明は省く。正直に頼む。持っているのか?」
「持っていたが、今はない。渡したよ。日暮さんの息子さんに」
「あの日、お前が帰った後で戻ってきたんだ」
ユキジは動揺し、うなだれる。
「なんだよ…みんなして俺を騙してたのかよ…なんだんだよ、生きてたことを素直に喜ばせてくれよ…」
車の中で「落ち込んでんのか」と増子に話しかけられるが、何も反応できない。
「誰かを騙そうとしてする隠し事もあるけどな、おまえらをみているとな、日暮旅人が今まで何も話さなかったのは、お前への優しさだと思うよ」
増子はいつになく優しく話しかける。
ハルカは抗争をやめない奴らの間に割って入り、ピストルを奪いとり、銃弾を投げ捨てる。
「あんた何者だ?」と言われ「で?あんた娘さんに嫌われてもう会えなくなるよ、それでもいいの?」とハルカは答える。
納得できないという会長に旅人は「愛情がたくさん娘さんに流れているのが見えています。その愛情がより大きくなって恋人の今林さんに流れているのが見えます。愛情はそうやって、誰かから受け取って、また誰かにあげることができる感情なんです。今林さんと仲良くすれば、今度はあなたに向かって娘さんの愛情が流れてくると思いますよ。愛情は一方通行ではありません。誰かを愛する人は、誰かに愛されます」
「あんたさぁ、信じられないよそんなムシのいい話。そんな話を信じるには、世の中報われないことが多すぎるでしょ」とハルカは言うが、会長には響いたようだ。
娘のジュンと鳥羽組の今林のことを認め、抗争は終着した。
そのころ、白石は旅人の事務所に侵入しようとしていた。
しかし、銃声が聞こえ、キャバクラに入り込む。
そこにいる旅人を見つけ、発砲し殺害しようと近づく白石。
発砲音で灯衣は目を覚ます。
ハルカと白石はそこに駆け寄る。ハルカは白石の顔と名前を見て、動揺する。
旅人は起き上がり、白石がとどめを刺そうと銃口を向けていたところを制止する。
「あれ、いってませんでしたっけ?僕視覚以外の感覚全て失ってるんで当然痛いと感じることもないんですよ。まあ血止まらなければ流石に死にますけど」そう言ってハルカに向かって話し出す。
「よかったです。無事で何より。あなたには聞きたいことが山ほどあったんですよ。たとえば、ロストのこととか。お詳しいですよね、ドクターさん。いくら整形しても眼球は変えられないですからね。僕を監禁した人間の目は忘れません」
「あなたまさか…嘘でしょ」
「ただわからないのは、僕の事務所の下のキャバクラで働こうと思ったのか…偶然とは思えません」
ハルカは逃げ出し、白石もそれを追う。
「もう撃たないでくださいね。今度は許しませんよ」旅人の眼光は鋭く光っていた。
誰も居なくなったキャバクラで、旅人はふらふらと体勢を崩す。
さすがに打たれた出血の影響があるようだ。
そこに亀吉と灯衣が駆けつける。旅人は意識を失う。
ユキジも病室に駆けつける。
銃弾は取り出したから内臓はほとんど損傷していなかったため、あとは傷さえふさがれば大丈夫、ということだった。
「今日は灯衣を連れてもう帰ってくれ」とユキジは亀吉に話す。
亀吉はユキジの並々ならぬ雰囲気を感じ取り、「だって…」という灯衣を連れ、出ていった。
ユキジを旅人は静かに見つめ、ベッドを起き上げるよう依頼する。
「偶然だな。この病院、俺が兄貴と出会ったとき、俺が担ぎ込まれた病院だよ。やばい事件に巻き込まれてのけがだったからさ、よりによって警察病院かよ、って速攻病室飛び出して、榎木のおっさんとこいったんだよ」
「うん。雪が…降ってたね」
しばしの沈黙ののち、ユキジは切り出す。
「最初からか?あんとき…俺を助けてくれた時にはもう…俺が雪路テルユキの息子だってこと知ってたのか。まあ、そりゃ知ってるわな。山田カイセイの娘さんにカツ兄のこと、聞きに行った後だもんな。おい、きいてんのか」
旅人は視線を外し、ユキジの顔を見ない。
「そっか…そだった…耳が聞こえねえんだもんな。だったら、俺を見ろよ!俺の今の感情を見てみろっていうだコノヤロー!!」病室の壁を殴りつけ、叫び、キレるユキジ。
「いったい何が目的だよ…俺の親父に恨みでもあんのか?俺も嫌いだよ。受けるべき報いがあるなら協力したっていいくらいだ。もう、隠し事はやめてくれ…」
旅人は何も言わない。
「なんで、何も言わねえんだ?」
そのまま旅人は目を閉じ、何も話すことはなかった。
ユキジはやりきれない思いをどうにもできないまま、病室を後にした。
灯衣と亀吉は病室の外で待っていた。
「パパと何かあったの?ねえ、ユキジ」
「帰ってろっつったろ。あいつはパパじゃねえよ!!お前はちびのとき…!」
「覚えてるよ。灯衣もう4歳だったもん。連れてこられた日のことくらい、覚えてるよ」
亀吉もユキジもつらい顔をする。
「いや、ほんとに、ごめん…こんなこというつもりじゃなかったんだ」
「覚えてるからって何?パパはパパだよ!」
「亀吉、灯衣を…頼んだぞ」
ユキジはひとり、去っていった。
ユキジは2年前のことを思い出していた。
リッチーに血まみれで死にかけるまで、ぼこぼこにされた日のこと。
仲間を庇ってユキジは殴られたのだ。
お礼も言わずに去っていった仲間を見て「それにしても、あんたタフね」とリッチーは囁く。
「じゃあこれで殴られても生きてたら、今度美味しい仕事回してあげる。子供を預かるだけの、簡単なお仕事です」
そういってリッチーはレンガ片で既に血まみれのユキジを思いっきり殴ったのだった。
頭から大量の血を流しているユキジに旅人は話しかける。
「間違っていたらすみません。助けてっていう感情が見えたんで辿ってきたら、あなたが倒れていました。僕、見えるんです」
旅人は笑う。「何がおかしいんだ」「火、吹いてるみたいで。ほら」と大量の血を指さす。
「笑ってねえで、助けてくれ」そう伸ばした手を、旅人はしっかりと握ったのだった。
ユキジはやりきれない思いを壁に何度もぶつける。
陽子ナレーション)わたしたちはきっと、お互いがお互いのことを好きだったと思う。ただ、そのことを思い出すまでに、まだいくつかの悲しい出来事を経験しなければならなかった…
旅人は病室で激しくベッドを殴りつけ、「うわああああああああああ!」と叫んでいた。
そして何かに気付いたように目を開ける。
次回へ続く!
松坂桃李主演【視覚探偵日暮旅人】第6話・事件の黒幕,真実追及編YUMIRUの感想
ついにユキジに旅人の秘密が少しずつ隠し切れなくなってきた、今回。
強い絆で結ばれていたはずの二人の出会いは、旅人の計画の一部だった?
ユキジの旅人への信念は揺らぎ始め…2人のやりとりが本当に切なかったです。
やりきれない思いをぶつけるユキジに、何も答えられない旅人…
つらすぎます。
灯衣の旅人への想いが絶対的であるがゆえに、真実を知ってしまったユキジとの対比がより鮮やかになっていました。
ユキジが灯衣を預かることになった経緯も最後のリッチーとのやりとりで明らかになりつつあります。
白石の蛮行にも驚きましたが、もう一人の誘拐犯、ハルカが知る真実も気になりますね。
次回で明かされるのでしょうか?
楽しみに待ちましょう!!
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新作レンタルにも使える600円分のポイントを利用して見逃し視聴、しちゃいましょ♡
現在放送されているほとんどのドラマが登録されているので、ほかに気になるドラマがある際の「試し見」にもおすすめです^^*
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出典:視覚探偵日暮旅人公式HP