相葉雅紀主演【貴族探偵(月9)】最終回結末!原作完全ネタバレ!犯人&トリック&動機&真相は?女探偵との対決の行方!ドラマ版最終回、原作「貴族探偵対女探偵」の5話「なほあまりある」の完全ネタバレ!原作とドラマの違いは?相葉雅紀演じる貴族探偵が犯人?女探偵は真相に辿り着けるのか?
Contents
【貴族探偵(月9)】最終回10話結末!原作「なほあまりある」超詳細あらすじ!

相葉雅紀主演【貴族探偵】がフジテレビ「月9」としてスタート!
【貴族探偵】の最終回が原作「貴族探偵対女探偵」の第5話「なほあまりある」だと仮定し、最終回ネタバレを見ていきましょう!
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それでは、登場人物から見ていきましょう!
[aside type=”warning”]この先、原作結末に関する重要なネタバレがございますのでご注意ください!![/box01]
登場人物
<亀来島の滞在者>
具同 佳久(ぐどう よしひさ)
具同家当主政次の孫の一人。政次の三男の息子に当たる。お坊ちゃん風の育ちの良さがにじみ出た温和な雰囲気の男。
具同 弘基(ぐどう ひろき)
具同家当主政次の孫の一人。政次の次男の息子に当たる。大柄な体格で、ラテンのノリの軽い調子の男。
具同 真希(ぐどう まき)
具同家当主政次の孫の一人。政次の長男の娘に当たる。ふんわりとした雰囲気で、いかにも箱入り娘といった印象のお嬢様。
有岡 葉子(ありおか ようこ)
高身長で、美貌の持ち主。佳久のゼミの先輩にあたる。
玉村 依子(たまむら よりこ)
玉村家の令嬢。具同家の遠縁にあたる。愛香と会うのはこれで3度目になる。(第2話「色に出でにけり」で登場)
国見 奈和(くにみ なわ)
弘基の母親と奈和の母親が姉妹で、弘基とは従姉妹に当たる。佳久や真希とは直接血の繋がりはない。
平田(ひらた)
具同家の使用人。普段は本家で働いているが、別荘を使用するときだけ手伝いに来る。40前後の小柄で瘦せぎすな女性。
物語は謎の依頼から始まる
高知県の西岸、宿毛の港から南西におよそ10数キロの海上に浮かぶ小さな島、亀来島。貴族探偵と何かとぶつかり合う女探偵・愛香はある依頼を受けてこの島へと向かっていた。
1ヶ月前、5月のある日に島へ渡ることを条件として、通常の倍程の前金と依頼書が一通送られてきた。依頼人は不明。依頼書に記載されていた名前や住所は全て偽造で、依頼の内容も判別できないという見るからに怪しい依頼。
愛香がこんな怪しげな依頼に乗ったのには理由があった。貴族探偵が出現してからというもの、失敗続きで悪評が立ってしまい、徐々に仕事を失ってしまった愛香。これ以上悪評が広まってしまう前に、なんとかして功績を挙げ、名声を取り戻したいという思惑があったため、「罠かも知れない」とどこかで感じつつも、愛香は亀来島へ向かったのだった。
無人島へ向かうクルーザーの同乗者
島へ向かうクルーザーの中で、自分を呼び寄せた人物や目的に考えを巡らせる愛香。愛香以外の乗客は、20代前半の男女の2人のみ。時折その2人の訝しげな視線を感じつつも、愛香は島へ向かう。
愛香が向かっている「亀来島」は個人所有の無人島。所有者は具同政次という元伯爵の老人。彼の先祖が戦争で勲功をあげた後、今でも重工業関係の重鎮として政財界に絶大な影響を及ぼしている大物である。
功績や名声に飢えているとはいえ、愛香がこの依頼を引き受けたのは具同家という信頼に足る身元が分かっていたから。クルーザーの操縦士も愛香のことを聞き及んでいる様子のため、現時点では謎の依頼が単なるいたずらとは考えられない…
依頼については考えてもらちがあかないと悟り、同乗している若い男女を観察することにした愛香。
男の方はいかにも金持ちのボンボンといった感じでしたが、女の方は美人なのにもかかわらず着ているものに統一感がなく、ちぐはぐな様子。
親しい間柄ということは想像がつくものの、男が敬語で話していることからカップルのようには見えません。おそらく男の方が具同家の人間かなと見当をつけていると、「あなたも亀来島に?」と声をかけられる。
誰に誘われたのかと興味津々に見つめて来た男に、なんと答えようか考えあぐねていたところ、「弘基ですか?」と見知らぬ名前が。
島へ向かう前に具同家について下調べをしてきた愛香は、「弘基」という男性がが政次の孫であることを知ってはいたものの、嘘が後からバレた際の面倒も考慮し、適当に濁す。
すると、女の方が助け船を出す。「人にものを聞くのなら、まずは名乗りなさい」とまるで姉のように男を叱りつけたのだ。男は女を「先輩」と呼び、愛香に詫びると同時に、自分は「具同佳久」であると名乗る。
「佳久」は政次の孫の一人で、弘基とは従兄弟同士にあたる男だ。そして同乗している女の方は有岡葉子だと判明。
今回この島を訪れるのは佳久、弘基、真希(いずれも政次の孫)の3人だけだと聞いているという佳久。佳久に「真希の友達ですか」と聞かれ、またもはぐらかす愛香。
無人島での意外な出会い
クルーザーが島に到着した時、桟橋には40代前後の小柄な女性が一行を待ち受けていた。服装から見るにどうやら使用人のよう。
「やあ、平田さん」と佳久が声を掛ける。「いらっしゃいませ、佳久様」と平田は迎え、続いて愛香にも名指しで声を掛けて来た。クルーザーの操縦士も自分の名前を知っていたことから、島の関係者に今回の話はやはりきちんと通っているのだと安心する愛香。
すると平田は「すでに真希様たちが別荘でお待ちです」と愛香に伝えて来る。自分の依頼主が真希だったのだと理解する愛香。
しかし、他の人たちにも隠さず招いているにも関わらず、佳久達が事前に愛香のことを知らなかったことに疑問を抱く。
考えを巡らせていると、そこにはなんと玉村依子が。「一体どういうつもりなのか」と思わず声を荒げてしまう愛香。
対する依子は「お久しぶりね」と平然とした態度。彼女と会うのはこれで三度目で、前回会ったのは今から10ヶ月近く前に玉村家で事件が起きた時だ。
「依頼は?」と尋ねると、視線を斜め上に逸らし、肩をすぼめるだけの依子。
答えが得られなかった愛香は仕方なく具同家との関係について質問。依子は遠縁にあたるらしく、真希とも幼馴染だという。
会わせたい人がいると依子に「この前の中妻という彼氏か」と尋ねる愛香。しかし、どうやら違うらしい…
貴族探偵、登場
別荘へと向かった愛香一行。到着した別荘は2棟に分かれており、手前が母屋で、奥の3階建ての建物が別棟になっている。
玄関に入ると、中から小柄で色白、愛香と同い年くらいで全体的に軽やかな印象の女性が勢いよく飛び出してくる。
その女性は「具同真希」だと名乗り、愛香も自己紹介。仕事を尋ねられたので、どうやら愛香が探偵だということは知らない様子…
リビングの方へ一行が移動すると、「おや、これまた奇遇な」と聞き覚えのある声が。
その声の主は愛香が一番会いたくないと思っていた相手、貴族探偵!
なぜいるのか問い詰めるが、貴族探偵はいつも通り「それはこっちのセリフだ」とうんざりした表情で返答。
貴族探偵はウミガメの産卵を見るために島に来たのだという。過去の因縁から、しばらく言い争う2人。
するとそこへ愛香とクルーザーで同乗していた佳久と葉子が登場。愛香は別荘への道中で2人を見失っていたため、何をしていたのだろうと考える。しかし平田が部屋の案内で声をかけてきたため、考えは中断された。
愛香たち女性陣の部屋は別棟の2階のようで、母屋と1階でつながっている通路を歩いて向かう。
2階に上がって階段のすぐ脇が真希、そこから数えて2番目が依子、3番目が愛香、4番目は後で弘基が連れてくる国見奈和という女性の部屋で、階段から一番遠い5番目が葉子、という部屋割り。
別棟は基本的に来客用で、具同家の人間は母屋に泊まることが基本らしい。しかし、今回真希だけは友人の依子と一緒に、という取り計らいで真希は別棟に泊まることになったのだった。
ちなみに貴族探偵はというと、特別待遇で母屋の1部屋を用意されていた。具同家と同じか格上なのかもしれないという格差に愛香はまたも苛立つ。
無人島への新たな来訪者
夕方、弘基と国見奈和がクルーザーで到着。アロハシャツに短パンという出で立ちの弘基は、ラテンの軽いノリといったイメージの男。連れの奈和は弘基とは従姉妹同士の関係だそう。
弘基の母親と奈和の母親が姉妹で、具同家とは直接な血縁関係はないものの、親族であることには変わりなく、奈和の父親は具同の所有する系列会社の役員をしているのだ。
葉子とも初対面の様子で弘基と挨拶を交わす。
挨拶が終わると奈和が「あの方が貴族探偵なのでしょ?いつも事件を素早く解決することで有名だ」と話を振る。
真希も目を輝かせながら貴族探偵の話の輪に加わる様子を見て、「一部の人には人気があるのだな」と少し僻みつつも愛香が思っていると、捜査する姿を見たことがあるか真希から尋ねられる。
何度かあると答えると、羨ましいという真希。その話をしている際の奈和の眼差しが気になる愛香。それは、そのうち妬みに変わるのではと怖くなるほどの羨望の眼差しだった…
テニスで貴族探偵と対戦
翌日の午後、愛香は弘基とダブルスを組み、貴族探偵と奈和とテニスで対戦することに。
弘基は残り物の愛香を口説いてきたのだ。依子は貴族探偵の恋人、真希と奈和は従姉妹、葉子と佳久は一見カップルのように見える…だから、愛香がターゲットに。適当に受け流していた愛香。しかし、貴族探偵のまさかの「彼女は私の所有物だから」という一言で大混乱!
紆余曲折を経てテニスで決着をつけることが決まり、なぜか男女混合ダブルスをする羽目に…
テニスの経験がほとんどない愛香に対し、貴族探偵はなかなかの腕前を披露。貴族探偵・奈和組が大差をつけてリードした所で、突然雨が降り出し残念ながら試合は中止になり、切り上げる一行。
2年前のひき逃げ事件の回想
夕食の席で葉子は突然、「雨で思い出したんだけど」と話し始める。葉子は一行がテニスに興じている間に海岸を散歩していたが、突然降り出した雨のせいで戻ってきたようだ。
彼女が思い出したのは2年前にひき逃げを目撃したこと。
ちょうど今日と同じような5月の雨の日に大学へ向かっていた葉子、その横を傘を差した自転車が横切っていった。
次の瞬間、風で傘が飛んで行き、自転車をこいでいた子は立ち止まった。そこに明らかにスピード超過の車が飛び込んできたのだった…
その車は白いスポーツカーで、運転手は窓から首を出して状況を確認した後、慌てて逃げていったという。ひき逃げだ。その後通報したものの、雨も強かった上に気が動転していてナンバーも暗記できなかった葉子。しかし、つい先ほど同じように雨に打たれたことを引き金に、思い出したことがあると葉子は話す。
ひき逃げ事件の被害者は母子家庭。母親が事故現場に花を供えている際に出くわすことも多く、力になりたかったと話す葉子。これで事件が解決するかもしれないと葉子はとても嬉しそうな様子だった。
事件発生
翌朝、愛香は激しく何度もノックされる音を聞き、尋常ではないものを感じ取り、飛び起きる。
ノックをしていたのは依子。依子の「平田さんが!」という言葉を聞き、愛香は平田の部屋へ急行。
平田の部屋は母屋の1階の一番端っこだ。愛香が到着するとすでに戸口に3人(弘基、佳久、真希)が立っていた。
部屋に入ると、平田の死体が横たわっていた。実は愛香が「探偵」であるということを皆に説明する依子。
愛香は、依子に警察へ通報するよう頼み、現場検証を開始する。
現場検証①
◆被害者:平田
◆現場:平田の自室のベッドと流し台の間
◆死因:背後からの絞殺
◆凶器:ビニール製の細いロープ(母屋の物置にあったもの)
◆死亡推定時刻:深夜1時~2時頃
キッチンの流し台の上には転がったひとつのティーカップ。
コンロには水の入ったケトル。
平田の就寝後に犯人が部屋を訪問し、彼女がお茶を淹れて相手をもてなそうと湯を沸かしていた時に背後から絞殺したのではないかと愛香は推理する。
そこへ通報を終えた依子が戻って来たため、遺体を見つけた経緯について質問。
依子は朝になっても平田が起きてこないことを不審に思い、真希を連れて2人で起こしに行ったという。
するとそこへ貴族探偵が登場。愛香が「今日は手持ちの探偵がいないようだけどどうするの?」と嫌味を言うと、「私が探偵で、彼らは使用人に過ぎない」と軽くあしらう貴族探偵。
その時、警察から依子へ「海が荒れていてすぐには来られない」との折り返し連絡が。
孤島に閉じ込められた愛香たちに再び魔の手が…!犯人は誰で、目的は一体…?
【貴族探偵(月9)】最終回10話結末!原作「なほあまりある」原作完全ネタバレ!
[aside type=”warning”]以下、最終回が『貴族探偵対女探偵』の「なほあまりある」の場合の最終回結末ネタバレです!殺人事件のトリックや犯人についても全て触れているので、ドラマを見ながら謎解きをしたい!と言う方はご注意ください![/box01]
新たな犠牲者
愛香は、混乱を抑えようとリビングへみんなを集める。
そこで、葉子と奈和が起きてきていないことに依子が気付き、愛香は1人別棟へ。
最初に奈和の部屋へ。起きていたのか直ぐに顔を出したので、愛香が事情を手短に説明すると、顔面蒼白になって崩れ落ちる奈和。
これから葉子の部屋に行くからリビングに行くように勧めるが、奈和は一緒に行くと言って譲らない。
愛香は「それならここに葉子を連れてくるから」と伝え、奈和を自室で待機させ、葉子のもとへ。
葉子の部屋のノックをしてみたものの、返事はない。鍵が掛かっておらず、ノブを回すとドアは開く。
嫌な予感とともに中に入ると、タバコの臭いが。そして次に目に入ってきたのは、変わり果てた姿の葉子…。既に脈はない。
ふと振り返ると、後ろには絶句した奈和がいた。部屋にいるように言ったのに、ついてきてしまったのだ。倒れ込んだ奈和を支えながら愛香はリビングへ。
葉子のことを皆に報告すると「そんな…先輩が…」と佳久はショックを受け、言葉に詰まる。他の皆はしんと静まり返っていた。
現場検証②
依子を引き連れて再び葉子の部屋へと戻った愛香は、2件目の殺人事件の現場検証を開始する。
◆被害者:有岡葉子
◆現場:葉子の自室(入ってすぐのカーペットの上にうつぶせの状態で発見された)
◆死因:後頭部を鈍器で殴られたことによるもの(2箇所ほど打撲痕あり)
◆凶器:発見されず
◆死亡推定時刻:夜10時~12時の間
発見した順序は平田が先。しかし愛香は遺体の状況から先に殺されたのは葉子の方だと判断。
愛香は、指紋を発見する特殊なLEDライトを使い、室内を調査。
すると、テーブルやドアには一切指紋がないのにも関わらず、寝室には大量の指紋が残されていた。ユニットバスは洗面台だけが綺麗に拭き取られているというちぐはぐさ。
証拠消しの作業に一貫性がないことから、愛香は犯人が当初は殺すつもりがなかったと推理。
だからこそ、最初素手で部屋に入ってきてしまい、事件を起こしてしまってから、自分が触れた可能性のある場所を拭き取ったと考えたのだ。
部屋にあったティーカップには使われていた形跡があり、葉子が犯人をもてなしていた可能性が高いことも推測できる。
新たな手掛かり①
さらに手掛かりを探していた愛香は、奇妙なものを発見。
◆一つ目:テーブルの隣にある小さな鏡台
ライトを近づけるとテーブルの木目の部分に液体が跳ねたような2cmほどの茶色い小さな染みが見つかった。
そのすぐ下には灰皿があり、その灰皿の底にわずかに紅茶が残っていた。
葉子はタバコを吸わない。灰皿の中にはタバコの灰や吸い殻は入っていなかったが、部屋に入った際にはタバコの臭いがしていた。
愛香はこのつじつまの合わない点に引っかかってはいたものの、答えは出せずにいた。
新たな手掛かり②
バラに詳しい依子が2つ目の手がかりを発見。
◆二つ目:室内に飾ってあるバラ
飾ってあるバラを見た依子が「私の部屋とは種類が違う」と発言。
花瓶はどの部屋も同じ。葉子の部屋に飾ってあったバラは「ゲルリッツ」という品種だった。
依子の部屋は「Sミンデン」という品種のバラが飾ってあり、愛香の部屋のバラは「シュリーレン」という品種だという依子。
平田が部屋ごとに変えた可能性はあるものの、愛香が気になったのは「花の向き」。不自然なのだ。
飾られているのは部屋の三か所の角で、約2mほどの高台になっている場所。
しかし、この部屋は多くのバラが部屋の中央ではなく、隅を向いてしまっている。
バラを飾るのにわざわざ中央ではなく隅を向かせるのは余りにも不自然。偶然とも考えられるが、隅を向いているバラは1本ではない。
依子や愛香の部屋を調べてみると、すべてのバラが中央に向かって飾られていた。
一体どういうことなのか考えながらテーブル脇の椅子に腰掛けた瞬間、あることに気付いた愛香。
椅子の座面が湿っていたのだ。
臭いはないので水のよう。調べてみると、椅子の座面の他にも椅子の背やドアの入り口近くも湿っていることが判明。部屋の外、廊下に出てみた愛香は点々と染み付いた「濡れた痕跡」」を発見。
それを辿っていき、到着したのはテラス。犯人は土砂降りの中、レインコートも着ず、傘もささずに「ウミガメの産卵」を見るためにテラスに出ていたようだ。
バラの花から得たある閃き
新たに得た手がかりを加え、これまでの思考を整理する愛香。
犯人はまず葉子を殺害した後、次に使用人の平田を殺害。
しかし、この2つの殺人の間に1時間以上もの空白の時間があることに愛香は引っかかる。
全員がウミガメの産卵を見ようと早めに部屋に入って翌日に備えていたため、事前に確認したアリバイは役に立たない。
誰かテラスに出たか確認してみるものの、誰ひとり手を挙げない。ということはテラスに出た人間こそ犯人である、と愛香は判断。
その時、愛香にふと新たな考えが。
平田が殺されたのは「どの部屋にどの品種のバラを飾ったかを知っていたから」ではないか。
この閃きは、のちに愛香を事件解決へと導く重要なものとなる…。
愛香の推理①犯人は貴族探偵!?
愛香は皆の前で「犯人は解っている、この中にいる」と宣言。
まず葉子の事件から切り出す愛香。きっかけは夕食の時の葉子の「ひき逃げの話」。
葉子が昨日の時点ではっきりと思い出したのは、この中にそのひき逃げ犯がいるということ。
当初口止めをするつもりが、口論になり、殺害したというのが事の成り行きだろうと愛香は推理。しかし、まったく計画性がなかったためか、多くの手掛かりが現場には残されてしまったのだ。
重要な点は犯人がレインコートも着ずにテラスに出ていたということ。その理由を愛香はこう推測。それは、他人の誰が着たのか分からないようなレインコートに袖を通したくなかったからではないか、と。
それならば濡れる方がマシだと考える人物、そういう人物を一人知っていると愛香はいう。
つづいて、鏡台の木目に付いた紅茶の染み。
これはコッタボス(グラスに入ったワインの中身を遠くの盃をめがけて飛ばして入れる古代ギリシャの遊戯で、第3話で貴族探偵が行っている)が失敗したもので、さらにタバコを吸い、携帯灰皿を使っている人物…
これらのことを総合すると…葉子の部屋にいたのはあなたですねと、愛香は貴族探偵の方へ視線を向ける。
愛香の推理②真犯人は?真相は?
その言葉に「まさか」と即座に否定した貴族探偵。
愛香は探偵生命に賭けても昨晩あなたはあの部屋にいたと断言。
しかし、ここからが愛香の推理の本番。
「貴族探偵が部屋にいたことは間違いないが、同時に犯人ではない」というのだ。
貴族探偵はずっと葉子の部屋になど行っていないと主張していたが、それはある意味では正しいと愛香は続ける。
貴族探偵が行ったと思い込んでいたのは、葉子の部屋でなく犯人の部屋だったと愛香は説明。
そもそも犯人が葉子を殺したのは、自分の部屋。
つまり殺害もその場で行われたため、なんとしても遺体を葉子の部屋まで移動させなくてはならなかった。
しかし犯人は、ひとまず葉子の部屋の様子を確かめようと彼女の部屋を訪れた際に、偶然、貴族探偵に出くわしてしまう。
ずぶ濡れの貴族探偵をそのまま放置するわけにも行かず、自分の部屋だと偽って葉子の部屋に貴族探偵を招き入れたのだ。
それを静かに聞いていた貴族探偵は「なるほど、そうやって偽られた訳か」と納得。
そして、その時に貴族探偵がバラについての話を持ち出す。どの部屋も品種が違うという話だ。
その会話がきっかけで犯人は葉子と自分の部屋のバラを交換しなければならなくなった。
そして、それと同時に、バラを飾り、それぞれの部屋の品種を理解している平田を消す必要があると気づいてしまったのだ。
その推理に対し、「私を殺した方が早かったんじゃないかね」とさらりと発言する貴族探偵。
「私もそう思う」と言いつつも、こう推理する愛香。
犯人の無意識下に植え付けられた階層意識が、貴族探偵への憧れ、思慕が、貴族探偵を殺すことを拒んだのではないか、と。
そしてついに犯人の名を愛香が告げる。
「犯人は…奈和さん、あなたです」
エピローグ
事件は解決したものの、事後処理のために具同一族と貴族探偵は島に残るという。
愛香も探偵としての責任から残ろうとするが「政治的な問題だから」と貴族探偵から跳ね除けられてしまう。
別れ際に、「今までは失敗続きだったが今回は私の勝ちだ」と愛香は貴族探偵に告げ、これからは「女探偵」ではなく「探偵」と呼んで欲しいと伝える。
するとそれを聞いた貴族探偵が「君は一体誰に雇われたと思ってるんだ」突然笑い転げ始める。
自分の依頼主は依子だと思っていた愛香が彼女の方を見ると、彼女は無情にも首を振る。
そう、実は愛香は貴族探偵の「臨時雇いの使用人」として使われていただけなのです。
「君が使用人としてある程度使えることは分かったから、また機会があったら依頼させてもらうよ」と貴族探偵。
「お断りします!」と船上から絶叫した愛香の言葉は大海原にかき消され、貴族探偵に届くことはなかった…
【貴族探偵・終】
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出典:番組HP